NOBUです!
仙台旅行のタイミングにて宮城県気仙沼市に位置する「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」に行ってまいりました。
2011年3月11日の東日本大震災による津波被災を受けた高校(旧宮城県気仙沼向洋高等学校)を津波の恐ろしさを将来に継承していく遺構として保存・公開している施設です。
高さもある4階建て校舎ですが、津波が建物3階まで及び一切合切流されてしまったりと非常に震災の恐ろしさを感じた施設でした。実際の写真も合わせてご紹介いたします。
日本人なら一度は訪れるべき場所だと感じましたので是非ご覧ください。
(公式ホームページ|https://kesennuma-memorial.jp/)
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館基本情報
「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」
住所:〒988-0246 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1
TEL:0226-28-9671
最寄駅:JR気仙沼線「陸前階上駅」
入館料:大人600円、高校生400円、小中学生300円、小学生未満無料
開館時間:09:30~17:00(4月~9月)・09:30~16:00(10月~3月)
休館日:(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
(公式ホームページ|https://kesennuma-memorial.jp/)
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館の紹介
入口・受付
映像シアター~展示室
映像シアターは写真撮影禁止のため、ご紹介できませんが、大型のスクリーンで「震災当時の津波の記録映像」を13分間見ます。迫りくる津波から逃げる人や車、流される船や家の記録動画など、かなりショッキングな映像で、津波の恐ろしさを感じました。
その後、被災当時の情報や写真が掲載された展示室(渡り廊下)を通った後に実際の校舎遺構に足を踏み入れます。
震災遺構
ここからは4階建ての校舎や屋内運動場を指定された順路に従って見学することになります。
屋上
屋上からは海との位置関係を体感できました。確かに近いけどまさかここまでの津波が来るとは誰も想像できなかったと感じました。
震災発生時には170名ほどの生徒が学校に残っていたようですが、数名の職員のともに避難し全員が無事。当時学校の改修工事を行っていた工事関係者25名と職員20名はここ校舎屋上に避難し、全員が無事だってようです。
屋外
再び校舎へ
再び校舎に戻ると震災前の面影を写真パネルと共に展示していました。
楽しそうな学校生活の写真が展示され、跡形もなくなっている教室と比較してみると思い出までも流してしまうのが津波と痛感しました。
感想・まとめ
テレビや動画などで感じていた津波の恐ろしさは、実際の遺構や現地を見ることで強い記憶として自分自身に残りました。もっとここに多くの人が来て、震災に恐ろしさを体感すべきだと感じました。
非常に感慨深い場所でしたので、皆様もぜひ足を運んで見てください!
施設の最後に「海と生きる」という言葉がありました。これまでも何度も津波に襲われながら、人間は自然の一部であり、海と対等の関係を築いていくべきという先人たちが後世に残した言葉のようです。