こんにちは。本記事では熊本県南阿蘇村にあります旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構を紹介します。
実際に訪問し、撮影した写真と感想やお伝えすべき情報を紹介します。ぜひご覧ください。
■この記事を読んで欲しい人
- 旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構に興味がある人
- ロビン像がどこにあるか気になる人
- 行くべきか悩んでいる人
- 阿蘇観光で周辺観光地を探している人
ぜひご覧ください!!
旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構とは
2016年4月14日21時26分に発生した熊本地震(最大震度7)により、当時の東海大学阿蘇キャンパスは犠牲者が発生するほどの大きな被害を受けました。
熊本県では「熊本地震震災ミュージアム 記憶の廻廊」として熊本地震の記憶を未来へ遺し学ぶ回廊型フィールドミュージアムという概念に基づき、県内の震災遺構や拠点を整備しました。
その一環として、旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構は震災被害のありのままを見せる形で2020年8月1日より公開されました。
熊本地震の経験や教訓を学び、風化させず、後世への継承する事や防災対応力の強化、交流人口の増加を目指しています。
熊本地震震災ミュージアム 記憶の廻廊 公式ホームページ 参照
ワンピース:ロビン像とは
こちらも熊本県の取組「ワンピース復興プロジェクト」として整備されたものです。
熊本復興支援プロジェクト「感謝」をキーワードに、人気漫画『ONE PIECE』とともに復興が進む熊本の姿を全国に向けて発信し、 熊本地震からの復興を目指しています。
10人の麦わらの一味の像が熊本県内各地の設置されています。
2021年、考古学者のニコ・ロビンの像がこの旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構に設置されました。
その他、麦わらの一味の像 設置箇所は公式ホームページをご確認ください。
話は脱線しますが、熊本県庁のルフィ像はかなりカッコイイです。
銅像を目的にたくさんの人が集まり、写真を撮影し、かなり良い取組と感じました。
口コミ調査
東海大学阿蘇キャンパス震災遺構・ロビン像の口コミや評判を調べてみると評価されている事が確認できました。
基本情報
- 休館日 : 火曜日(祝日の場合は翌水曜日休館)・年末年始
- 開館時間:午前9時から午後5時まで(11月中旬から2月末までは午後4時まで)
- 入場料 :無料
- 所在地 :阿蘇郡南阿蘇村河陽5435(東海大学阿蘇実習フィールド横)
- 駐車場 :一般30台、障がい者用2台
- トイレ :有(簡易トイレ)
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
阿蘇山からのアクセス
観光地である阿蘇山(草千里・阿蘇火山博物館)から車で20分でアクセスすることが可能です。筆者も阿蘇山を観光してから当施設に向かいました。
所要時間
旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構・ロビン像の所要時間はだいたい20~30分で十分と感じました。施設はそこまで大きくないため、コンパクトな時間で回ることができます。
また2023年に隣接地に震災ミュージアムが出来るようです。楽しみです。
内部レビュー
それではここから旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構・ロビン像の内部をレビューしていきます。実際に撮影した写真など踏まえて紹介します。
地表地震断層も保存され、ここで見ることができます。キャンパスを貫いていたこの断層が変位を起こしたことを想像すると被害の甚大さが理解できます。
これらを見ると、地震・断層変位により床は隆起を起こし、窓ガラスは割れ、壁天井は剥がれ落ち、机や本棚は倒れていることがうかがえます。
正面玄関のコンクリートは大きくひび割れ、隆起を起こしています。断層変位の甚大な力を感じることができました。
遺構建物を長きにわたり保存公開していくにあたり、安全性のため、分割して補強したため、建物が分かれているようです。
そして本施設の中央にはニコロビン像が設置されています。阿蘇麓の雄大な自然が背景となり、かなり見応えがあります。
このニコロビン像を見るために観光客が集まっているようでした。防犯カメラもしっかりと設置されてありますね。
除幕式の様子もYouTubeで公開されております。地元中学校吹奏楽部による「ウィーアー!」の演奏やくまもんも参加の除幕式を見ることができます。ロビンも喋っています。
感想
ここまで旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構・『ONE PIECE』ロビン像を紹介させていただきました。阿蘇山からも近い距離にあるため、おすすめの施設でした。
『ONE PIECE』ニコロビン像を一目見にここまで来た若い観光客が多く見受けられましたが、ニコロビン像だけでなくしっかりと震災遺構も目に焼き付けていたと思われます。
後世に伝えていく震災の恐ろしさをこのような形で幅広い層が見ることができる旧東海大学阿蘇キャンパス震災遺構とそのきっかけをつくるロビン像は素晴らしいと感じました!
また今後は隣接地に熊本震災震災ミュージアム中核拠点施設が整備されるため、完成後に是非とも訪れたいと思います。
熊本県の公開コンペにより「o+h・産紘設計Jv」が設計を行っているようで、企画提案書が熊本県ホームページに公表されていました!
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/42921.pdf
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/115/4615.html